AMEスポーツホイールの歩み

AMEのスポーツホイールには1981年以来約40年の歴史があり、過去にはシビックレースでの活躍や、WTAC連覇など輝かしい経歴を残している。

AMEスポーツホイールにおいて特筆すべきはトレーサー(TSSC)、TM-02、GT-Vである。

2000年に産声を上げた初代トレーサーは17×7.5J　5.9kg。当時の鋳造では最軽量であり、最もバランス性に優れているとされるスポーツホイールを6スポークモデル誕生させた。現在でこそ多く見かけられるツイン6スポークデザインを当時どこよりも早く取り入れたスポーツホイールである。

2009年に発売したTM-02にはENKEIのMAT製法を採用し軽量高剛性なツイン6スポークに進化。オーストラリアで毎年開催されるWTACに2010年、2011年と2 年連続して世界一に輝くなど確かな実績を築いた。

2018年にTM-02と同じくMAT製法を用いて強度はそのままにより軽量化を試み、開発されたのが約10年ぶりの新製品となるGT-Vだ。現在でもGT-Vの18×8.5J　7.99ｋｇは最軽量クラス級を誇っている。そして多くのチューニングシップで開催されているタイムアタック競技「ATTACK」にて2019年オーナードライバークラスで参加しているスギコウSUPRAに装着、2020年1月に2分1秒302という驚異的ベストタイムを出し日本一に輝くデビューを飾った。

In year 2000, AME released their first Motorsports TRACER in 17×7.5J with a weight of 5.9kg.It was the lightest cast wheel at the time and it is considered to be the pioneer of the twin 6-spoke designs that we still see today. In 2009, AME released the TM-02 using ENKEI’s most advance technology, the M.A.T. process. Making it highly rigid and a lighter twin 6-spoke wheels. Then, in 2018, AME released the GT-V. A five spoke design, using the same manufacturing method as TM-02. It is the lightest and highly rigid five spoke cast wheel among the Japanese wheel brands these days.

1981年
AMEブランド発足、「AME182」「AME781」「AME981」をエンケイにて生産

AME981

1983年
AMEブランドを確立させた大ヒット作、「ヴィンミューレ」誕生

Windmuhle

1990年
究極の軽量と剛性を兼ね添えた2PCSホイール「CD-R」誕生
CD-R

1994年
ハイパースポーツに向けたスポーツ、
エンケイ製2PCSホイール「サーキュラーRスタイル」誕生
Circlar R-style

1996年
軽量・冷却・バランス、求められる条件をすべて兼ね備えた
リアルレーシングホイール「CD-R02」誕生
CD-R02

1998年
スポーツホイールの流れを変えた「サーキュラーRスタイル」のコンセプトを
継承した「サーキュラーGTA」誕生
Circlar GTA

R33GT-Rの為に設計・開発されたサーキュラーブランド初の1PCSモデル
「サーキュラーR-evo」誕生

Circlar R-evo

1999年
MATの前兆となるTSSC処理製法初モデル「トレーサー」誕生、
鋳造最軽量ホイールを生み出した
TRACER

2002年
鋳造ディスク+鍛造リムの最強コンビとなるハイブリッド２PCS「サーキュラーRS」誕生
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2004年
初となるエンケイMAT製法をいち早く採用した「トレーサースペックM」誕生
※海外モデル
Tracer Spec M

エンケイMATプロセス採用リムを先駆けて採用した「サーキュラースペックM」誕生
※海外モデルCirclar Spec M

2005年　
ドレスアップ・スポーツホイールの原点に還り、
さらに鋳造5スポーク2PCSを極めた「サーキュラースペックR」誕生
Circlar Spec R

2007年
エンケイとのコラボレーションによって生まれたスポーツドレスアップ「FS-01」
※「FS-01」（海外名）、「ENKEI　FS-01」（日本名）

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2009年
AMEの高いデザイン性とエンケイ社のテクノロジーと
ノウハウを融合させた最高傑作「トレーサーTM-02」誕生

TRACER TM-02

2018年
AMEが追い求めてきた「5スポーク」を探求し、
鋳造最軽量クラスを実現した「トレーサーGT-V」誕生

18×8.5J　45で7.99ｋｇという超軽量を実現。スポーツホイールの王道とも言える5本スポークは応力分散やブレーキの冷却、タイヤ交換のしやすさなどスポーツホイールに求められる機能を備える。TM-02同様にMAT製法を採用し、リムとスポークの肉抜きをスポーツ走行に耐える限界まで行った。強度・合成・重量をクリアしつつもディスク面の立体造形により存在を主張している。スポーツホイールで多く採用される5本スポーク、AMEがあえてそこに挑んだ理由は「ライバルが多い過酷な条件の中でホンモノを示す」為でもある。TRACER GT-V