芸術作品やデザイン、文化では『足し算、引き算』両方の手法があるといわれます。
日本文化は引き算の文化ともいわれ、例えば苦みや臭みを取り素材本来の味を活かした和食、虚飾を排した侘び寂びの思想など古来からのDNAともいえるでしょう。
最新技術を詰め込んだ欧米発祥の自動車のアルミホイールにもそんな思想を活かしてもいいんじゃないか。そんな想いをカタチにしたのが【AME モデラートブラスターモノブロック】なのです。
【AMEモノブロックシリーズ】の伝統にのっとり、3ピースのモデラートブラスターをベースにモノブロック化。和をテーマとし、兜や扇などをモチーフとしたV字スポーク、本物の漆のように丹念に重ね塗りすることで表現した独自の色味【URUSHI】といった和テイストを随所に採用しています。リムエンドまでスポークを目いっぱい伸ばす事でコンケイブ化、より力強さが強調されています。
ドレスアップホイールに必要不可欠と思われていたリムを無くし、ブラスターの特徴をより強調する・・・。正に引き算の美学といえます。
また、和服は裏地に拘るのが『粋』とされますが、このブラスターモノブロックもこのクラスには珍しいＭＡＴ製法にて作られているのです。
リムを圧延する事で軽量高剛性を実現。シュアなハンドリング、高い真円性によるスムーズな転がりは高級車の乗り味を損ねません。
外観は虚飾、無駄を排した引き算の美学を追い求め、見えない部分もきっちり拘る。
この哲学はKYOHO製品全てに共通しますが、ブラスターモノブロックはそれを分かり易く表現したモデルといえます。